2022年9月17日と18日に、LGBTQ+当事者の多様な性を訴える「さっぽろレインボープライド2022」が開催されました。
18日に実施されたパレード行進では、トランスXコミュニティに関係したみなさまをはじめ、総勢約800名の方々と一緒に札幌市内を歩きました。
みんなでパレード行進
今回、初めてパレード行進に参加する方や1人参加だと行きにくいという方などのために、「【急募】さっぽろレインボープライドのパレード行進を一緒に歩こう」という呼びかけをしました。
結果、6名の方々が集合場所にいらしていただき、一緒に撮影OKゾーンにて行進をしました。
別のゾーンで歩かれるという方々とはパレード行進の前後にご挨拶をしたりお話したり、再会を喜ぶことも。歩く時は6名でも、その後別のゾーンで歩いていた方が合流したり離れたり、人数は流動的でだいぶ緩く和やかな雰囲気で楽しみました。
心に残るバブルリリース
無数の大小さまざまなシャボンがふわふわと宙を舞い、弾けてもまた新たなシャボンが札幌の街を舞う風景。
数百人の人たちが童心に返ってシャボン玉を出し続け、みんなで一つの空間を創り出す光景。
とても心に残る、情緒的な情景でした。#さっぽろレインボープライド バブルリリースにて。 pic.twitter.com/CWjKBXisga— トランスXコミュニティ (@trans_x_com) September 19, 2022
パレードの最後は例年バルーンリリースでしたが、今年はバブルリリース。シメはシャボン玉!
無数の大小さまざまなシャボンがふわふわと宙を舞い、弾けてもまた新たなシャボンが札幌の街を舞う風景。
数百人の人たちが童心に返ってシャボン玉を出し続け、みんなで一つの空間を創り出す光景。とても心に残る、情緒的な情景でした。
社会を動かす原動力と当事者の連帯の場
パレード行進は一見お祭り騒ぎのイベントのようですが、LGBTQ+当事者がより心地よく生きていけるようになるため、世の中を変えていくための一つの行動。
当事者の姿や声を可視化して社会を動かす原動力にするとともに、表に出てきにくい当事者が外に出て仲間とつながり連帯できる場でもあります。
当事者の中には、レインボープライドのほか各種セクシャルマイノリティのイベントや飲食店など、行くには勇気がいるので行けないという方も数多くいらっしゃいます。
もちろん、みなが絶対行く必要はありません。行きたい人が行けばよいでしょう。
そのうえで、行ってみたい人やさまざまな人とつながってみたいけれど足を運べないという方に対して、きっかけの場を作ったり背中を押したりすることは大事なことだと考えています。
世の中を協創
今回の呼びかけで、パレードの参加自体が初めてという方やセクシャルマイノリティの飲食店に行くのが初めてという方もいらっしゃいました。
一緒のゾーンで歩いた方も、別のところで歩いた方も、歩かなかった方も、当事者やアライの仲間としてつながり連帯が生まれていればよいなと願います。
トランスジェンダーやXジェンダー、ノンバイナリー、アセクシャルやアロマンティック、また、レズビアンやゲイ、バイセクシャルやパンセクシャルなど、セクシャリティは同じでも違っても、想いはきっと一緒。考え方や主義主張は違っても、自分たちが望む生き方に近づいていきたいという願いはきっと変わりないでしょう。
LGBTQ+当事者がより生きやすく、暮らしやすくなるよう、世の中を協力して創っていきましょう!
実行委員会と関係者のみなさまに感謝
最後に、ご一緒したみなさま、お疲れさまでした!沿道から手を振って下さったみなさま、ありがとうございました!
そして何よりも、さっぽろレインボープライド2022の運営を担った実行委員会のみなさま、関係者のみなさま、長期間にわたる準備期間を経て素敵な場を提供してくださり、どうもありがとうございました!
Happy Pride!